こといろルーム【児童発達支援事業】
児童発達支援事業とは(対象:0~6歳)
乳幼児期は、生涯に渡る人間形成にとって極めて重要な時期です。
将来の子どもの発達・成長の姿を見通しながら、基本的な生活動作を身に付け、豊かな子どもの育ちを支援します。
こといろルームでは小学生へ向けての土台を作ります。
土台とは:座り続ける力、移動する力、持久力・耐久力、道具を操作する力、人に注目する力、話を聞いて理解する力、他者に伝える力、新しいことに挑戦する力など
・友達との関わりが、発達の獲得に大きな影響を及ぼす幼児期。個別療育だけでなく集団療育も行い、友達同士のやり取りができる環境をしっかりつくっていきます。
・看護師を配置しているため医療的ケアが必要な子、安心して友達と一緒に経験を積むことができます。
<支援の一例>
ハイハイ時期が短く、早い時期に伝え歩きをした子は、独歩が遅く、転びやすい。
原因:体幹など中枢筋力が弱く、バランス感覚も未熟。→今後、運動のぎこちなさや手足の不器用さが目立ってくる。
支援内容:中枢を鍛え手足の発達を促し、不器用さの改善も図る。
こといろクラブ【放課後等デイサービス】
放課後等デイサービスとは(対象:小学生~高校生)
学校や家庭と異なる時間、空間、人、体験などを通じて、子どもの状況に応じた発達支援を行う事業です。
将来の負担を軽減し、自立に向け社会との交流の促進を行います。
こといろクラブでは進学・就労へ向け、より適応できる力を身に付けていきます。
適応できる力:他者と協力して活動する力、社会のルール・マナーを意識する力、家事や身の回りのことを実行する力、最後まで作業する力、余暇を楽しむ力など
・人生の基盤を作り、卒業後に進む将来の選択肢を増やしていきます。
・著しく身長・体重が変化する成長期のため、側弯・関節拘縮予防や、座位保持椅子や車いすの調整・導入等行います。
<支援の一例>
カニューレや導尿が必要な子は、医療的ケアがあるため一人で外出が困難
支援内容:看護師と一緒に自己排痰・自己導尿の練習を行う。
結果:自分で医療的ケアができるようになり一人で外出できるようになった。
こといろホーム【居宅訪問型児童発達支援事業】
居宅訪問型児童発達支援事業とは
重度の障がいがあるために、外出が著しく困難な子どもに対し、居宅を訪問して発達支援を行う事業です。
こといろホームでは通所療育へつなげることを目標に支援を行っています。
・専門家がご自宅へ訪問し、ご家族と一緒に外出に向けて必要な身体的・環境的な準備を行います。
<支援の一例>
看護師による、外出用の吸引器・酸素の準備や取り扱い方の指導
セラピストによる、屋外用の座位保持装置などの作成、座位やうつ伏せ・前傾姿勢など様々な姿勢の経験
保育士による、見る・触るなどの感覚遊びの経験
こといろジョイン【保育所等訪問支援事業】
保育所等訪問支援事業とは(対象:園や学校などに所属している0~18歳)
保育や授業・行事の様子、他者との関わりを評価して、支援の方法を先生や保護者と共有し、安心して適応できる環境を作ります。
医療的ケアの必要な子、発達に課題のある子など専門的支援が重要な子どもの対応方法や接し方を具体的に提示します。
こといろジョインでは子どもが大きな集団生活でも、居心地良く学び成長できるよう支援します。
・子どもの保育や授業・行事の様子、友達や先生との関わりを評価して、子どもの具体的な課題の抽出及び支援方法を先生や保護者と共有し、三者で連携しながら生活のしやすい環境を作ります。
・医療的ケアの必要な子の運動参加の仕方など、子どもの持つ特性を伝え、先生方が知りたい対応方法や子どもとの接し方を具体的に提示します。
なぜ重要なの?
子どもが、保育所や学校など大きな集団生活でも、心地よく過ごす経験を積み重ることは、不登校や将来の引きこもりを防ぐことにもつながります。
「人との関わり」「社会のルールを守る」ことができ、他者との交流が円滑にいけば、将来一人で、お店で買い物や外食をする・公共交通機関を利用する・仕事をするなど、大きな地域社会での生活にストレスなく適応することにつながります。